2016年4月13日水曜日

トレーニングとアルコール


こんにちは!
チーフの鈴木です!


今日は、トレーニングとアルコールの関係についてです。
トレーニングした後は、パーッとビールでも飲みたくなる方も多いのではないでしょうか!
これから気温が上がっていく季節ですし、運動後のお酒がおいしかったりしますね(^_^;)
しかし、トレーニング後のアルコール摂取は
せっかく頑張ってトレーニングしても無駄になってしまう可能性もあります。


筋肉を成長させるのに影響するホルモンに、テストステロンというものがあります。
このホルモンが、女性に比べて男性に多いのも
男女での体格差を生んでいる要因のひとつでもあります。

アルコールを摂取すると、このテストステロンの分泌量が下がります。
それと同時にコルチゾルという物質の分泌量が増え、
このコルチゾルが筋肉を分解に影響を及ぼします。
せっかくトレーニングで筋肥大を望んでいても
トレーニング後にアルコールを飲むと、効果が減少してしまう可能性もあります。

ただ、アルコールの摂取量がタンパク質合成に影響を及ぼしているという研究結果もあります。
トレーニングの効果を出すには飲まないことが一番ですが
やむを得ない場合は、大量に飲むのではなく1.2杯で我慢するようにしましょう。

















もうひとつ、興味深い研究としてオーストラリアの研究者たちが、
運動後の過度の飲酒が、筋肉の修復と再構築におけるタンパク質合成を妨げることを
実験しています。

8人の男性に、トレーニングやサイクリングを含む激しい運動プログラムを行い、
その後以下のようなアルコールもしくは比較対照用の水分と、栄養を無差別に摂取させました。

・運動から1~3.5時間後に、30分ごとに、オレンジジュースを水で薄めたもの1杯ずつ、もしくはウォッカのオレンジジュース割り1杯ずつ、合計6杯
・運動直後と4時間後の2回に分けて、プロテイン25gずつ、もしくは炭水化物25gずつ
・運動から2時間後に炭水化物ベースの食事
データ収集のため、血液検査に加え、筋肉の生検を安静時、運動2時間後と8時間後に行いました。

結果、プロテインのみを摂取した場合に比べて、
プロテイン+アルコールでは24%、炭水化物+アルコールでは37%、
タンパク質の合成の大幅な減少が見られたようです。



このような結果を見ても、やはり筋肉の為には飲まないことが一番です!
他にもいろいろな影響がトレーニング後のアルコール摂取にはあると思いますが、
仕方なく飲まないといけない時には
タイミングや量を気を付けること、タンパク質やビタミン・ミネラルをしっかり摂る事で
筋肉への影響を少しでも減らすよう心掛けでください!


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