2017年3月7日火曜日

赤ちゃんから学ぶ身体運動!

こんにちは!
先週末は日曜日に、お休を頂きスキー旅行に行ってきました。
トレーナーの矢澤です。



今回は生後約4ヵ月の甥っ子も連れてこられ、
約4ヵ月で雪国デビューしました。
運動能力的には、寝返りが出来る様になった所です。

そんなタイミングなので、今日は人間の運動能力獲得の順番と、
トレーニングにも応用できる考え方がテーマです。


赤ちゃんの運動の発達には一定の順序性があります。
個人差はありますが、大体こんな流れで発達していきます。


生後1ヶ月過ぎ…うつ伏せで顔を上げることができるようになる。

生後3~4ヵ月…首が座る。

生後5~7ヵ月…寝返りができるようになる。

生後7~8ヵ月…お座りができるようになる。

生後8~9ヶ月…ハイハイができるようになる。

生後10ヶ月頃…ひとり立ちや伝い歩きができるようになる。

生後12ヵ月頃…個人差が大きいが、ひとり歩きができるようになる。

生後18ヵ月頃…しっかりと歩いたり、走れるようになる。




このように歩けるようになるまで徐々にできることが増えていくのですが、
それより前に赤ちゃんが一番最初に獲得する運動能力、
それが呼吸です。


呼吸が運動というイメージは無いと思いますが、
呼吸をするのにも筋肉を動かす必要があります。

横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群、多裂筋。
この4つの筋肉が呼吸筋と言われています。









体幹トレーニングでも仰向けで寝て、深呼吸をするトレーニングがあります。
ブレッシングやドローインと言われるトレーニングです。
重い重量を扱うウェイトトレーニングでも呼吸は大切で、
呼吸を意識することで、体幹部の安定性が増して重い重量を扱えるようになります。



呼吸と関連して、トレーニングや競技でも使えるテクニックとして、
大きな声を出すと出せる力が増加します。
赤ちゃんは小さな身体からは想像できないほど大きな声で泣きますよね!!

シャウト効果と呼ばれていて、
叫ぶことで、脳を覚醒させるアドレナリンというホルモンが分泌され、
身体が戦闘モードになります。

5~7%筋力がアップすると言われています。
ハンマー投げの室伏選手や、テニスのシャラポワ選手が試合中に大きな声を出すのにはこんな理由があります。

その他にも人間の発育・発達の考えてトレーニングに応用する事もあり。
仰向けで行うトレーニングや
四つん這いで行うトレーニングなども赤ちゃんの動作を元に考えられています。

少しマニアックですが、そんな事を気にしながらトレーニングしてみるのも、
面白いかなぁと思います。


甥っ子の発育・発達がどのように進んで行くのかが、
これからかなり楽しみになってきましたし、
赤ちゃんの身体の使い方から、正しい身体の使い方を学ぼうと思っています。


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