2015年8月11日火曜日

試合帯同記

こんばんは、トレーナーの矢澤です。


夏真っ盛り!野球の甲子園に代表する夏休みを利用した学生の様々なスポーツ競技の大会が行われる季節です。
この時期スポーツに関わるトレーナー仲間は試合に合宿にと、選手をサポートする為全国各地を飛び回っています。

そんな中、先週埼玉アイスアリーナで開催されたフィギュアスケート関東サマートロフィー2015大会!
pmlでトレーニングしているアスリートをサポートするため、試合帯同をして来ました!

今回はトレーナーが試合で選手にどのようなサポートをしているかレポートします。




競技種目によってトレーナーに求められる内容は多少変わりますが、メインで行う事は…
試合で実力を発揮できるように選手のコンディションを最高の状態に高める事です。
言葉にすると短いですが、コンディションには様々な要素が関わるので色々な事を考慮しながら最適だと思われる手段を選択し実行します。


今回の主なサポート内容は試合前のウォーミングアップと試合後のクールダウンです。

ウォーミングアップの目的は①体温を上げることで力を出しやすくなる②呼吸循環器系の準備を整える③神経系を興奮させ外部の刺激に対する反応速度を高める④関節可動域を広げ怪我の予防に繋げる⑤自分のコンディションを事前に確認できる⑥メンタルの準備。などがあります。

フィギュアスケートの試合の前のウォーミングアップでは特に精神面の準備が重要になります。



クールダウンの目的は①筋肉内に留まった血液を循環させる②伸縮性、柔軟性が低下した筋肉の保護③筋肉痛の原因となる疲労物質(乳酸)の除去④徐々に運動強度を下げることによる心身の緊張緩和。などがあります。




試合は各選手の滑走時間がバラバラなので大体自分の滑走時間の1時間30分~1時間前に会場入りします。
滑走時間30分前ぐらいから衣装に着替えるので、本番1時間前~30分前までの間でウォーミングアップ。各選手その日の状態に合わせて内容や強度を変化させます。

1日目のウォーミングアップは会場の駐車場で実施したのですが、選手の緊張がイマイチ取れなかったので2日目は会場近くの静かな林の中でウォーミングアップをしたら上手く緊張が取れ、選手は自分の身体の状態に集中して動きの確認ができました(^^)
ただ、林の中は虫が多く選手と共に蚊に刺されて痒い痒い(^_^;)




選手と1対1で集中してウォーミングアップしていたので写真が撮れなかったのですがこんな所でやってました。






一通り終わった後に曲を聴きながら演技の最終確認!
指先まで神経が行き届いて綺麗でした。




ウォーミングアップが終わった後はトレーナーは良い滑りをして欲しいと祈るだけ!
6分間練習から身体の動きは良く期待ができそうでした!
本番は手に汗握りながらジャンプが決まるごとに小さくガッツポーズしながら応援!

                                                                        
 


 


 




2日目のウォーミングアップの効果が競技にいかほど影響したかは量れないのですが、
三澤日向子選手が前日12位→2位
須藤美羽選手が前日23位→9位
大幅に順位をジャンプアップさせてくれました♪

特に三澤日向子選手がほぼノーミスで会心の演技でフリープログラム1番の点数で自己新!
演技が終わって点数が出たときはチームの皆と抱き合って喜んでいました♪
そして僕もハイタッチ!トレーナーとして活動していてこのような瞬間は最高です♪





そして演技後はパートナーストレッチで明日に疲労を残さない為にクールダウン!
良い滑り見せてくれたご褒美にをいつもより入念にストレッチ&筋肉マッサージ!


今回帯同させて頂いて実際の競技を見れたことでフィギュアスケートのスピード感やステップの速さや複雑さ、ジャンプの力強さなど思っていた以上にパワーやスピードが必要だと実感しました。

今回サポートさせて頂いた、三澤選手。須藤選手。戸室選手。3人とも更なる高みを目指してこれからもpmlでトレーニングをします。我々トレーナーは彼女達の能力を最大限に引き出せるよう全力でサポートしていきます。


以上フィギュアスケート関東サマートロフィ2015試合帯同記でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました!

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